• No : 4223
  • 公開日時 : 2025/10/08 15:50
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【トマト】抑制・促成栽培で草勢が弱く、病気が出ます。栽培管理のコツを教えてください。

回答

目的に合った台木を使用するか、栽培管理で改善させます。

<草勢を弱くしない栽培管理>
・若苗で植え付けして活着をよくします。(促成作型では1番花開花ごろが植え付け目安。抑制作型では本葉5~6枚ごろが植え付け目安)
・花数制限(摘花)をして着果負担を減らします。特に低段花房で花数が多い場合に必要です。(ミニトマトの場合は、まずは40花くらいに摘花し、着果後20~30果くらいに摘果します。)
・乾きやすい畑の場合は平畝、またはマルチを使用して地下水位を上がりやすくします。
・水やり・追肥を少量多回数で行います。通路への水やり(通路灌水)も定期的に行い乾燥させ過ぎないようにします。
・高温期は日中は遮光を行い、朝夕は遮光せずに日光を当てます。
・循環扇の使用などで換気をよくします。
・換気や遮光により適切な温度管理と湿度管理をします。
・曇雨天時は温度を上げ過ぎず、水やりも控えめにします。
・草勢が弱った時や微量要素欠乏症が出た時は「微量要素入り液肥」を応急処置として葉面散布で数回施します。水やり、追肥、換気などの管理を見直します。

<病気を出さない栽培管理>
草勢が弱くなった時や湿度が高い時に病気が出やすくなります。(灰色かび病、葉かび病、うどんこ病など)
・草勢が弱くならない栽培管理を行います。
・ハウスの換気を行います。
・栽植密度を上げ過ぎないようにします。
・定期的に摘葉(葉かき)を行い風通しをよくします。
・夜間の湿度が高い場合は天窓やカーテンを密閉せずに少しの隙間から湿度を逃します。それでも湿度が下がらないときは暖房機を使用します。
・病気が発生した株は、早めにハウスの外に持ち出し処分して病気のまん延を防ぎます。その後、適正な農薬を、適切に使用します。
・土づくり、土壌消毒を定期的に行います。

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