■消石灰
・石灰石を高温で焼いた後、水と反応させたものです。主成分は水酸化カルシウムです。
・アルカリ性が強く、カルシウムを補給し、酸性土壌を速やかに中和する目的で使われます。
・施用して2週間以上たってから植え付けやタネまきを行います。
・未熟な堆肥などと一緒に施用すると、アンモニアガスを発生することがあります。
■苦土石灰(炭酸苦土石灰)
・ドロマイト(苦灰石)を粉砕したものです。主成分は炭酸カルシウムと炭酸マグネシウムです。
・消石灰よりは、ゆっくりと効果が出ます。カルシウムとマグネシウムを同時に補給します。
・施用して2週間以上たってから植え付けやタネまきを行います。
■有機石灰
・カキ殻などを粉砕したものです。主成分は炭酸カルシウムです。
・消石灰や苦土石灰に比べ、水に溶けにくく、穏やかにカルシウムを補給します。
・通常の使用量であれば、施用後すぐに植物を植え付けることができます。