バーティシリウム黒点病は、若い時期に感染すると外葉の黄化や萎凋症状が見られることもあるようですが、外部症状は出ないことが多いようです。
根を切ってみると維菅束部が黒変しており、輪切りにすると変色部が黒点状に見えることからこの名が付けられたと思われます。
縦に切ると筋状に変色しているのが観察されます。20~25℃くらいのやや涼しい時期を中心に発生し、高温期では発病は抑制されます。
その名の通りバーティシリウム菌によって引き起こされますが、この菌は宿主範囲が広く、ナス科など他の作物にも感染します。
そのため輪作や休耕などの耕種的防除の効果が出にくく、ジャガイモの後作などで発生が助長されることもあると言われます。さらに、微小菌核と呼ばれる耐久性のある器官を作り、土壌中で2~3年は生き残って次作の感染源となるので発病植物の残渣除去が重要です。また、キタネグサレセンチュウの害を受けると発病が助長されることが知られているので、センチュウも発生している場合はその防除も本病の抑制につながります。
<収穫物の様子>