■植え付け場所
　多湿を非常に嫌いますので、水はけのよい場所を選び、20～30cmの高畝にして植え付けます。
　中性から弱アルカリ性の土を好みますので、あらかじめ苦土石灰を入れて調整しておきます。

 

■植え替え時期
　花後から10月ごろまでの間に行います。寒冷地は早めに行い、冬までに根を張らせます。
　2～3年に1回を目安に株分けを兼ねて植え替えます。

 

■植え替え方法
　① 8月に入ると株の成長が止まりますので晴天が続く日に球根を掘り上げ、大きく育った子株は親株から切り離し、枯葉や不要な根茎部分、腐った部分などを取り除き、葉と根を15cmぐらいに切り詰めます。
　② 古い土を払い落し、光や雨が当たらない風通しのよい場所で1～2週間ほど乾かします。
　③ 9月下旬～10月に、適度に湿った状態の土に球根を軽く押し付けて、球根の上半分が土から出るように植え付けます。
　④ 植え付け後の水やりは不要です。

 

■地植えの場合
　あらかじめ苦土石灰を200g/平方メートル程度施します。
　水はけがよくなるように20～30cmの高畝にしておきます。
　株間40～50cmで、球根の半分が土の上に出る程度の浅植えにします。

■鉢植えの場合
　赤玉土（中粒）5：腐葉土3：軽石（小粒）2程度の水はけのよい混合土で植えます。苦土石灰を1L当たり約3g混ぜておきます。
　24cm鉢に1株を目安とします。
　今後伸びるスペースを確保して球根の半分が土の上に出る程度の浅植えにします。