• No : 1800
  • 公開日時 : 2023/02/14 17:06
  • 更新日時 : 2024/02/26 11:31
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【ニンニク】収穫時期が近くなると腐り出す原因と対策を教えてください。

回答

根傷みや病気が原因と考えられます。
<原因>
・根傷み:ニンニクは春になると分球と肥大のため、水分要求量が高くなります。
   その時期に乾燥が続くと根傷みや葉枯れが進み、腐り始めます。
・病原菌による病気(春腐病、葉枯病など)
「春腐病」は、土中に生息する細菌で、雨や風によって茎や葉に付着して、傷口から侵入し多湿条件下で軟化・腐敗する病気です。
 
<対策> 
「根傷み」の場合
・天候を考慮して土がカラカラに乾燥しないように水やりをします。
「春腐病」の場合
・日当たり、風通しのよい場所で栽培します。
・過度な多肥栽培はせず、適正な肥培管理に努めます。
・適正な農薬を、適切に使用します。降雨前に下位葉まで付着するように丁寧に散布します。
・発病株は速やかに抜き取り、圃場外へ廃棄し、感染源を除去・減少させます。
・発病した畝は、完熟堆肥などの投入で土壌の団粒構造化を促し、水はけと水持ちのよい土壌への改善を図ります。
・過湿にならないように高畝にして、土の排水性を高めます。

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