• No : 1519
  • 公開日時 : 2022/03/24 10:32
  • 更新日時 : 2024/02/14 15:49
  • 印刷

【キュウリ】葉に黄褐色の角張った斑点ができる原因と対策を教えてください。

回答

べと病と考えられます。
 
 
<原因>
・気温が20~25℃で過湿
・草勢の低下
・肥料切れ
 
<対策>
・他の株に病気がうつらないように、病斑を見つけ次第、病葉を切り取り、持ち出し、処分します。株全体に広がってしまった場合は、株ごと抜き取り、畑の外に持ち出し、処分します。
・完熟堆肥を十分に施して、水はけと水持ちのよい土づくり
・高畝にして水はけをよくします。
・密植を避け、早めに整枝し、風通しや採光をよくします。
・草勢維持のため、成長の様子を見ながら追肥をし、過度な摘芯を避けます。
・マルチを張り、泥跳ね防止
・耐病性品種の利用
・適正な農薬を、適切に使用します。
 
べと病
【特徴】うどんこ病と並んで発生の多い病害です。葉に淡緑から緑黄色の小斑が見られ、徐々に葉脈に囲まれた黄色の角型病斑となり、症状が進むと葉が枯れていきます。病斑部の葉裏には暗褐色の胞子が多数形成され、風や雨滴などによって運ばれて、広がります。ウリ科野菜に感染するべと病菌には複数の系統が知られており、カボチャやメロン、スイカなどに発生するべと病菌はキュウリに感染しますが、反対にキュウリのべと病菌はそれらの作物に伝染しないといわれています。
【発生環境】5~6月ごろから発生が増え、梅雨時期にピークを迎えます。20~25℃で発生が多く、多湿環境や草勢の低下、肥切れなどによって発病が助長されます。雨風にさらされる露地栽培で多い傾向にあります。
【対策方法】風通しをよくし、適切な灌(かん)水管理を行い、過湿を避けます。過度な摘芯を避け、適度な施肥を行い、草勢を維持し、肥切れに注意します。また、耐病性品種の利用や、予防的な農薬散布も有効です。
 

アンケート:ご意見をお聞かせください

ご意見・ご感想をお寄せください お問い合わせを入力されましてもご返信はいたしかねます

よくある質問