<原因>
・地温が低い
発芽適温は25~30℃で比較的高温の管理が必要です。20℃以下では発芽そろいが悪くなり、10℃以下ではほとんどが不発芽になります 。
・水のやりすぎ
タネが酸欠になります。また、春先の頻繁な水やりは地温が低下し、発芽不良の原因になることがあります。
<対策>
・直(じか)まきの場合は、マルチを使用して地温の確保を行います。低温期にはトンネルの設置や不織布などを利用して地温を高めるよう努めます。
育苗の場合は、低温期はタネまき後しっかりと地温を確保するためにトンネルやハウス内で管理します。それでも発芽適温より低い場合は、さらに加温する必要があります。
・タネまき直後はしっかりと水やりをしますが、その後は表土から深さ5mmくらいが乾いたら、しっかりと水やりをします。
※「しっかり」とは、ポットやトレーの下から水が出るくらいです。
※「硬実種子なので一晩水につけてからまく。」と説明している場合もありますが、タネ袋にその旨の表記のないものはつけずにタネまきをします。水につけると処理した農薬の効果が落ちます。