• No : 1070
  • 公開日時 : 2022/01/17 12:58
  • 更新日時 : 2024/02/28 14:31
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【トウモロコシ】収穫物の粒の表面がへこんでしまう原因と対策を教えてください。

回答

「しなび」の可能性が考えられます。
 

<原因>
■収穫遅れ
 過熟になると糖分がでんぷんへ変化し、水分が少なくなることで粒がへこみます。
■栽培ストレス
    草勢の弱さや根傷み、極端な乾燥、倒伏など。近年は異常気象の影響が強いです。
 
<対策>
■ストレスのない管理
 草勢の維持、極端な乾燥・倒伏・根傷みのない管理を行います。
 特に雄穂が見えてからは、極端に乾燥しないように注意します。
■絹糸抽出~収穫までの積算温度の管理
 作付品種の積算温度から収穫適期を予測します。
 積算温度は、一日の平均気温の積算、あるいは、最低と最高温度の平均値の積算で算出できます。
 絹糸抽出から収穫までの積算温度は、品種により異なりますが、おおむね約450~520℃です。
■収穫適期前の試しどり
 積算温度による計算上の収穫適期の3~5日前に試しどりをします。
 登熟は雌穂の中央やや下あたりから両端方向に向かって進むので、先の登熟具合からある程度熟度を予測できます。
 もし、先がぱんぱんに膨らんでしっかり着色していると真ん中あたりは過熟でしなびやすくなっている可能性があります。
 
 

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