• No : 1066
  • 公開日時 : 2022/01/17 12:56
  • 更新日時 : 2022/03/29 16:53
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【トウモロコシ】穂の先端の方に実が入っていません。原因と対策を教えてください。

回答

先端不稔(せんたんふねん)と言います。
 
 

<原因>
雄穂の花粉が雌穂の絹糸(ひげ)にうまく受粉されなかったためです。
絹糸の受粉期間中、ずっと花粉が不足すると「歯抜け」、後半に不足すると「先端不稔」になります。

■雄と雌の開花時期を合わせる対策方法
・ひざ丈期(葉が7~8枚で、人間のひざ丈くらいの草丈のころ)、は雄穂と雌穂の幼穂が形成される時期で、このころに肥料切れや乾燥、過湿、中耕による根の損傷などのストレスを受けると雄雌の開花が大きくずれます。ストレスのない管理を行います。
 
 

・育苗して移植栽培する場合は、老化苗は雄雌の開花が大きくずれるなど大きな不具合を起こします。直(じか)まきがおすすめですが、移植の場合は若苗(128穴トレーの場合は本葉2~2.5枚)での植え付けが重要です。
・家庭菜園で効率よく受粉させるためには、お互いの花粉がかかりやすいよう植え付けの列を複数にします。植え付けの株数が少ない(10株以下)場合は、人工授粉をします。
 
 

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