• No : 443
  • 公開日時 : 2021/12/21 15:39
  • 更新日時 : 2024/11/13 16:39
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【ナス】成長点付近の葉が細くなり、薄茶色でほこりをかぶったようになる原因と対策を教えてください。

回答

<原因>
 チャノホコリダニの被害
 
※チャノホコリダニは体長0.2mmくらいで見つけるのは難しく、被害が出て始めて気が付きます。茎の成長点付近や若い葉に寄生し、葉が細く変形します。茎や花梗、ヘタに寄生すると薄茶色にほこりをかぶったようになります。幼果の食害は、実が大きくなるにしたがって、食害された部分が拡大し、薄茶色のケロイド状(かさぶた状)になります。 卵から成虫になるまでの速度が速く、短期間で急速に増殖します。
 
 
<対策>
・農薬散布
適正な農薬を、適切に使用します。ダニ類は薬剤抵抗性が付きやすいので、同じ種類を連続して使用せず、成分の異なる薬剤をローテーションして使用します。
・適度な水やり
乾燥がダニの増殖を助長するため、水を切らなさないよう注意します。
・周囲の雑草の管理
ダニの繁殖場所を減らす目的として、除草は有効です。
・通気性の改善
密植をさけて、風通しをよくします。
・葉水(葉に水をかける)
ダニは乾燥した部分に発生しやすいので、噴霧器で葉の裏に水をかけます。完全ではありませんが、ある程度ダニの数を減らせます。