高温障害の一種です。
普通は、実の中ではタネは発芽しません。その理由は、タネが休眠状態であること、実の中に発芽抑制物質があること、酸素不足であること、浸透圧によりタネが吸水しないことなどです。
しかし、以下の5点が複合的に関係して発芽してしまうことがあります。
■実とタネの成熟が進み、タネの休眠が浅くなった。
■実の中が高温(30℃くらい)状態が続いた。
■実に穴が開き、空気(酸素)が入った。
■実の中の環境変化で、発芽抑制物質が減少した。
■実の中の水分変化により、浸透圧が変化し、タネが水分を吸収した。