葉がしおれて水をやっても回復しないのはいくつかの原因が考えられます。
なお、一度このような状況になってしまうと、残念ですが回復は見込めません。
<可能性の高い原因と対策>
・低節位着果による着果負担と高温
根がしっかり張ってから、子づるの5節以降から出た孫づるに着果させます。
それでもしおれる場合は、さらに高い節以降から出た孫づるに着果させます。
着果数が多い場合は、水やりを小まめに行います。
・根傷み
水のやり過ぎは根を傷めますので、土壌が乾いたら水やりを行います。
・ウリハムシの幼虫害
成虫を見つけ次第捕殺し、適正な農薬を、適切に使用します。
・つる枯病(茎の地際部が褐変、葉にV字状褐色病斑)
雨による土の跳ね返りで感染することが多いため、マルチを張って跳ね返りを防いだり、雨よけをして予防します。
適正な農薬を、適切に使用します。
・ネコブセンチュウ害
1.連作を避けます。
2.コブの付いた根は畑に戻さず、処分します。
3.太陽熱消毒などで土壌消毒をします。
4.対抗作物(コブトリソウ、マリーゴールドなど)を利用してセンチュウの密度を下げます。
5.道具やトラクターに付いた土を持ち込まない、持ち出さないことが大切です。
6.登録農薬で土壌消毒をします。適正な農薬を、適切に使用します。