<原因>①
アサガオは昼の長さが短くなる(短日)と花が咲く性質がありますが、西洋アサガオは日本アサガオよりも短日にならないと花が咲きません。通常花が咲き始めるのは、8月下旬から9月上旬です。
街灯や屋内の照明などの光が当たっていると、短日条件にならず、花が咲かなくなります。
<対策>
街灯や屋内照明などの光が当たらないところで栽培します。
<原因>②
窒素肥料が多過ぎると、葉ばかりが茂って花が咲きにくくなります。
<対策>
肥料、特に窒素肥料が多くなり過ぎないようにします。
<原因>②の<対策>について補足
4月下旬から5月にタネまきすると、6月下旬の夏至にかけて長日期となるため、蕾が出ずに茎葉がよく成長します。そこで追肥を与えてしまうと、窒素過多になりやすく、開花時期になっても蕾が出ないことがあります。追肥は蕾が見え始めてから生育の様子を見て施します。
地植えの場合、元肥は前作の残りを考慮して控えめにします。鉢やプランター植えも同様で、特に栽培容器が大きく土の量が多い際に注意が必要です。新しい培養土を用いる際は、赤玉土小粒を2割ほど混和して肥料分を薄めます。赤玉土と腐葉土などで配合する場合は、緩効性肥料を説明書の量よりも少なめ、7割程度を目安に元肥とします。