• No : 1150
  • 公開日時 : 2022/01/20 14:24
  • 更新日時 : 2024/02/15 15:00
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【ブロッコリー】葉に黄~淡褐色の病斑がでて、葉裏には白いカビが生じる病気、花蕾茎部や内部が黒変する病気の対策を教えてください。

回答

菌類(カビなど)によるべと病、組織内べと病が原因と考えられます。
 
      
 
■対策
・多肥や過度な密植による株の過繁茂や軟弱に注意します。
・適正な農薬を、適切に使用します。
・適切な土づくりと肥培管理により健全な生育を促します。
・組織内べと病は、堆肥類の過剰投入に注意します。(土壌の塩基バランスが崩れる可能性があります。)

べと病
春や秋の涼しく湿度が高いときに葉が発病します。周囲が不明瞭な黄色から黄緑色、或いは淡褐色の病斑を形成します。葉の裏には汚白色で霜状のカビが認められます。幼苗で感染すると子葉全体がカビで覆われます。
また、冬どりの作型を中心に花蕾への感染、発病が問題になります。花蕾の病徴は花蕾茎部や花蕾内部の黒変です。花蕾の形状が凸凹になることもあります。俗に「茎べと」とか「組織内べと病」と呼ばれています。
菌類の一種によって引き起こされる病害で、多湿時に病斑上に形成される胞子が風雨で飛散して広がります。出蕾期に葉の病斑上から飛散した胞子が花蕾に感染すると花蕾の被害が発生すると考えられています。
多肥や過度の密植は過繁茂や軟弱化の原因となり、発病を助長します。また、花蕾の発病は堆肥類の過剰投入により土壌中の塩基バランスが崩れると起こりやすくなるとされています。適切な土づくりと肥培管理により健全な生育を促すことが大切です。また、予防も含め、殺菌剤による防除も適切に実施します。
 
 

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